2021/03/31
人事評価制度を3つの目的から考える。 このコーナーは、
とっつきにくい人事評価制度について、 概念や制度、仕組みなどをお伝えしていくコーナーです。
企業の経営者様、人事責任者様が、よく困りがちな点を書いていきます。
お世話になっております。 フェニックスキャリア開発 及川です。
さて、今回のテーマですが
「人事評価制度を3つの目的から考える。」 です。
それでは早速参りましょう。
なぜ、人事評価制度が必要なのか? その目的は大きく分けて3つあります。
①組織とメンバーの相互成長を見出すため。
②利益を公平に分配するため。
③事業や組織の目的を体現するため。
反対の言い方をしますと、この人事評価制度が 上手く機能するようになれば、
経営者側が 従業員にやって欲しい事と従業員のモチベーション 向上や
自律した社員としての成長がマッチし、 好循環が生まれます。
おそらくどの経営者の方も、従業員を 公平に評価してやりがいや成長を促し、
自社の業績に貢献して欲しいと思っているはずです。
しかし、この人事評価制度の本質を 理解していないまま構築してしまう、
かえって従業員のモチベーションを下げてしまったり、 離脱や不平不満を生み出す原因にもなりえます。
その大きな理由としては次の3つ。
①職種によって評価があいまい。不公平が生じる。
②評価者の主観や感情が評価に反映される。
③従業員に評価制度導入の理解や納得感が得られていない。
もし、評価制度自体はすでに導入しているが、 事業成長に結びついていない。
従業員の成長が期待値に届いていない。
このように感じている経営者の方や責任者の方が いらっしゃれば、
この3つのうち、 いずれかが当てはまっている可能性があります。
一番やってはいけない事は、この問題を 解決しないままシステムの導入や
コンサルタントに 高額な投資をしてしまう事です。
もちろん人事評価システムや管理ツールで効率化や 質を高める事自体を否定するわけではありません。
しかし、この本質を理解しないまま導入してしまった事で
「高額投資をかけたにも関わらず、思うような 効果が出なかった。」
という企業が後を絶たないのです。
最悪なのは、それによってもっと現場を 混乱させてしまい、
評価制度の強化自体を あきらめてしまう事です。
これは大変大きな損失であると私たちは考えています。
もし、企業経営者様、責任者様で今回のような お悩みを抱えていたり
何か検討されているような方が いらっしゃいましたら、ぜひごお問い合わせ、相談下さい。
では、今回は以上で失礼致します。